ギター初心者の学び舎

ギターを始めたばかりの人、これからギターを始めたい人の手助けになるような記事を書くブログです。主に機材の話、自身の経験からライブの話、今日活動されているバンドマンの方にも役に立つような情報を発信していきます。

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シールド選びは慎重に。

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シールドってなんでもいいんじゃないんですか?

今回はシールドのお話です。ギターとアンプを繋ぐあのケーブルです。

「音が出ればなんでもいいじゃないですか~」

いいんですが凄く勿体無い話なんです。楽器一つにしてもいっぱい種類がある、機材も色んな機材がある、様々なパーツがある、それだけ世界は広いわけで、そこには自分の知らない音とかが待ってたりするんです。自分の世界を狭めないでください。是非色んな未知と出会ってください。

では、まずシールド選びのポイントその1です。

長さに注意

本当に単純な話ですが自分の機材システムをちゃんと理解して買い物しましょう。

大体、足元にエフェクターボードを挟む人は1~3mを一本と5~7mを一本。

また、アン直で演奏する人でステージを動き回る様だったら余裕持って7mぐらい。

では更に重要なポイントいきます。その2です。

価格の違い

ピンからキリまで種類が様々ですが、要は音の好みと、ノイズが入ったりするのか、直ぐに断線してしまうのか。ざっくり言うとそんな所です。

初心者が注意すべき所はノイズと耐久性です。音は自分のプレイスタイルと求める音が分かって、これから選べるようになれば良いのでここではまずカナレのケーブルをあげます。

 

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3mで1300円ぐらいです。安定のコスパを誇ります。丈夫で取り回しも楽、僕自身も予備として持ち歩いています。ノイズも少ないですし、3、4年使ってますがまだ断線してません。最初はカナレを基準にして色々試した方がいいと思います。

もうちょっと安いので。。。

500円ぐらいのシールド確かにあります。たまにすっごく細い線の使ってる人見たことあります。僕も友達から借りたままのシールドを使ってたことがありますが、直ぐに断線しましたし何よりノイズが酷いです。カナレ使っててもわかるんですがこのぐらいの値段のシールドって普通に使ってても断線しないです。500円のシールドを断線させてまた買い直すなら最初からカナレ使っておいた方がいいと思います。

機会があれば

なかなか音の違いというのも慣れてなければわからないと思います。

僕がシールドを気にし始めたのはシールドを弾き比べる機会があったからです。

カナレで十分やれていたんですが、こちらのケーブルと弾き比べまして

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バルバロッサのシールドです。

概要抜粋させて頂きます↓

ギターサウンドは何か?ベースサウンドとは何か?ようはサウンドとは何か?を追求したときに求められる「表現力」を徹底的に追い求めていくことをコンセプトにBarbarossa(バルバロッサ)は誕生しました。
 プレイヤーの求める感情表現を最大限に発揮するため、さまざまな素材と技術のノウハウを工夫して製作されております。サウンドの最終判断はプロアーティスト、セミプロや、こだわりの持つプレイヤーのもと、すべてブラインドテスト(演奏試聴)により製品化されております。まさに妥協を徹底的に排除した真のサウンドをセレクトできるだろう。

お値段1mで1万円以上するものなんですが、実際に弾いて音に愕然としました。

たぶん素人の耳でも分かるほどの音の違いです。簡単に言うと音が前にドカーンと出てくるような、圧倒的な違いに笑ってしまいました。このギターこんないい音出せるの!?っていう。

 

まとめ

シールドはギターからの信号を伝う道筋です。

適当なものは選ばず慎重に考えましょう。

 

 

弦を選ぶ際の3つの注意点

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弦が切れたぁぁぁぁぁ!

ギターを手にして練習を開始した矢先こんなことが初心者の方にはよくあります。

始めたばかりのころというのはどうしてもピッキングの角度や当てる強さが分からず特に一弦を切りやすいです。

そしてとても焦ります。

大丈夫です。

壊れた訳ではないので落ち着いて対処してください。

僕自身も始めたころは大先輩に貸していただいたギターの弦を速効で切ってこの世の終わりを考えたものです。

今回は張り方ではなくどんな弦を選んだら良いのか。

それについて書こうと思います。

ギター弦には色々な物があります。エレキギターだとニッケルやステンレス、アコースティックならブロンズやクラシックで使用されるのはナイロン素材の弦だったり、ゲージ(太さ)も様々です。

このブログは主にエレキギターについて取り上げているのでエレキギターの弦に焦点を当てていきます。

実際、価格帯も様々なのですが初心者の練習用としては

1、とりあえず安いもので大丈夫です

通常、ギター弦の価格は1セット500円ぐらいからです。もっと安いものもありますが一般的に使えるものとしてはそのぐらいの値段からです。

最初の頃というのは張り方もわからず、弾いては切り、弾いては切りの連続です。なので、ここではあえて1セット300円ぐらいのものを勧めます。

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フォトジェニックの弦です。ゲージは009のセットです。ゼロキューと呼ばれるセットで一弦から009/011/016/024/032/042という具合になってます。もちろんある程度弾けるレベルの人はこの弦はあまり好みません。錆びやすい、音が悪い、など理由は様々ですが、家で弾いてる分には何も問題ありません。思い切った練習もできますし、買いためておいて損はないです。尚、購入するときはゲージに注意してください。

2、イチゼロかゼロキュー

レギュラーチューニングで対応できるものとしてはイチゼロ(010/013/017/026/036/046)のセットかさっきのゼロキュー、またはその組み合わせで009/011/016/026/036/046があります。それより太いゲージでもできないことはないのですが、ギターの方で調整してあげたり、普通に張れたとしてもパッツンパッツンになってしまい大変負荷がかかってしまうのでレギュラーチューニングの際は上記3種のいずれかを選んで下さい。

3、張りかえるときは

バラ弦も売っているのでゲージを確認したうえで買うのもお勧めです。

切れたら全部張りかえるのが一般的なのですが、直ぐ切ってしまうのに全部取り換えてしまっては勿体ないです。普通は、一本切れたら他の弦との劣化具合も違う都合で全部張りかえるものと覚えておいてください。

切れない場合でも一つの目安として弦の裏側をなぞってみて下さい。ザラっとした感触があれば、その弦はもう死んでいます。これが正しい見極め方です。最初は勿体ないので切れるまでガンガン弾きましょう。慣れてきたら人前で弾く際に、バンドで皆で練習する際に張り換えましょう。

 

まとめ

最初のうちは安いもので十分です。

やっていくうちに自分の求める音や弾きやすさ、タッチの具合などわかってくるので

色々試してみて自分に合ったものを見つけましょう。

 

ギター初心者が初心者セットを買うべきではない3つの理由

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さぁギター始めよう!

そう意気込んでみたもののギターを持っていないあなた。

まずは最初の一本となる相棒を手にしなくてはなりません。

いかなるRPGゲームにおいても素手で草原に出ていく勇者はなかなかいません。

ギターを弾くのにギターを持っていないのでは何にもなりません。

手に入れる方法はいくらでもあります。

友人から譲ってもらう、お父さんのお古を使ってみる、部室の隅に置き去りの誰かの忘れ物を借りてみる、むしろ木材を採りに行って一から作っちゃうなどなど。

色々ありますが無償で手に入れるというのはなかなか難しいこともあるので、ここはオーソドックスに購入する場合を例に進めていきます。

楽器屋に行く、ネット通販で買う、なんでもいいのですが必ずその中で目を見張る記事があります。

「すぐに始められる12点セット!!小型アンプ、チューナー、シールド、ピック、ギター本体...etc全部でなんと¥19,800!!」

とても魅力的ですね。でも僕個人としてはお勧めできません。いくつかの理由がありますが今回は3つに絞って解説していこうと思います。

1、作りが雑

まずギターの値段はピンからキリまで様々ですが、高いギターに関してはそれだけ手間が掛かっていると思って下さい。木の選定もそうですし、パーツにいいものが使われていたり、何百万と値がつくギターには楽器としてよりも彫刻や飾りだとか芸術的な面で価値がついているものもあります。1万、2万クラスのギターは簡単に言ってしまうと作りは雑、木材の選びも適当、生産も中国製だったり、とりあえずギターの形して音もなりますよ的な感じです。ドラクエで例えるなら鍋のふた。モンハンで例えるならインナー。もはや防具ですらないのです。

「それでもなんとなく本気じゃないし。。。」もちろんガチ勢じゃないのにそんな高い買い物は辛いですが、僕にはこんな経験があります。

僕が高校時代初めて組んだバンドがありまして、メンバー全員が割り勘でお金出してベース担当の子にベースを買ってあげたんです。某有名初心者向け楽器メーカーの初心者12点セットを。買って1週間程度のことだったでしょうか。音が出なくなったんです。結局ポット回りの断線が原因でメンバー全員で協力し合って治したんですけど。

別件で僕も自分のギターを買う時初心者セット色々触ってたわけです。

グレッチのセミアコに似た感じのかっこいいギターだったんですが、アームをいじったら「ガタガタガタッ!」って異音が。結局中古で3万ぐらいのを買いました。

せっかく意気込んでギター始めようって時に音が出ないとかでモチベーション下がってしまうなんてそれは凄くもったいないことだと思います。

2、音がしょぼい

これは最初はわからないことだと思いますがやっていくうち段々気付いてきます。

特に辛いのがバンドアンサンブルの時に音が抜けない事態に陥ります。

「こんなにボリュームあげて思いっきり弾いてるのにあたしの音聞こえない!」

っていう感じです。特定の帯域だけものすごく弱いなんてことが安いギターにはありがちです。高いというか普通のギターならちゃんと音が分離してその上で特性というかローとかミドルが強めとかあるんですが。1,2弦の音鳴ってる?なんてことがあります。

3、ならばどれくらいの価格でギターを買えばいいんですか

結論3~5万ぐらいのギターを使ってください。1、2万ぐらいの単体で売られているギターは明らかにハズレが多いです。もちろん中古も交えれば掘り出し物もあるのですが、値段に応じて当たりハズレが少なくなっていくと思ってください。もちろん10万ぐらいのギターが買えるなら越したことはないのですがいきなりは辛いですので。

ちなみに僕が今でも使っているメインのギターがこちら

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中古で3万です。

今となってはIbanezeなかなか不評ですけど

こちらは98年フジゲン製メイドインジャパン

でございまして、当時の価格だと8,9万はするものです。

リバースネックで結構レア物だと思いまして、状態も良かったのでリサーチして買ってしまいました。フジゲンのクラフトマンは有名でして、まずネックが丈夫!

1年放置してもネック反ってないなんて聞いたこともあります。

僕はこれを買ってサポートミュージシャンとして色んなとこで演奏させていただきました。

初心者が中古の掘り出し物を見分けるのは難しいとは思います。

結構フレットに溝があったりよくわからないで買うのは危険なので

3~5万ぐらいの新品を狙ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

ギター初心者の学び舎

 

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はじめましてギタリストの光といいます。

最初の記事なので今回は挨拶と、ブログの概要とさせて頂きます。

現在は自身のバンドでギタリストとして活動しております。

また、依頼があればサポートも請け負い、フリーランスなスタンスでミュージシャンをやらせて頂いてます。

ライブハウスに勤務していたこともあり、照明やステージ転換をしながら何百本というステージを見てきました。

最近は初心者向けのギター教室などを開講したり、新しいことを常にやり続けています。

このブログもその一つで、自身の経験からプレイヤーとして以外に、何かアウトプットできないかと考え立ち上げたものです。

こちらのブログはこれからギターを始めたい、または始めるといった初心者向けですが、今日活動するバンドマンの方にも役に立つよう情報を発信するものです。

主にプレイヤー目線から機材の話、現場スタッフ時代の経験よりあれこれライブの話、そして関係ないようで実は大事なことなんだよーといった話まで。

読んで頂ける皆様に楽しんでいただけたら幸です